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脳神経外科

スタッフの紹介

診療科紹介

当科は日本脳神経外科学会専門医3名、後期研修医2名の計5名で、脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、小児脳脊髄奇形等の脳神経外科領域全般の診療を行っており、日本脳神経外科学会専門医訓練施設A項(平成22年6月現在)です。

クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞等のいわゆる脳卒中は発症早期の診断、治療がその後の症状改善に大きく影響をあたえることが強調されています。当院では速やかに治療を行う上で、平成20年4月からSCU(Stroke Care Unit、脳卒中集中治療室)を設置し、24時間オンコール体制で、出血性疾患は主として脳神経外科が、虚血性疾患は主として神経内科が担当しています。急性期からリハビリを含む一貫した脳血管障害治療を行っており、急性期を過ぎると岡山県脳卒中地域連携システムに則ってスムースな転院、回復期リハビリを行っていただいています。

クモ膜下出血の原因の多くを占める脳動脈瘤破裂に対しては開頭による脳動脈瘤クリッピングの他に、岡山大学脳神経外科チームと協力し血管内手術による脳動脈瘤塞栓術を行っています。未破裂脳動脈瘤については、患者さんそれぞれの条件を勘案しながら治療ガイドラインを参考にテーラーメードの治療を心がけています。脳内出血に対しては従来の開頭術のほか、低侵襲の定位的脳内血腫除去術を行っており、脳梗塞の原因となる内頚動脈狭窄、頭蓋内動脈狭窄に対しては頚動脈内膜剥離術、頭蓋外-頭蓋内バイパス術などを行っています。

脳腫瘍は、良性腫瘍に対しては外科治療が主体となりますが、転移性脳腫瘍や化学療法が有効な悪性腫瘍では総合病院の特色を生かして他の診療科と連携し治療にあたっています。

高齢化社会で認知症に関心が集まっていますが、一見「認知症」のようにみえて実は比較的簡単な手術で改善する病気があります。一つは正常圧水頭症、もう一つは慢性硬膜下血腫です。いずれも高齢者に多い疾患ですが、当科では神経内科と連携して治療を行っています。また近年、心臓病、腎臓病等の合併症を有する高齢者が増加傾向であり、専門各科の協力を得て診療を行っています。また成人、小児を問わず緊急手術を要する頭部外傷例には24時間対応可能です。

当院は周産期及び小児医療が充実していることが一つの特色ですが、当科の手術例の一割程度を水頭症、二分脊椎などの小児中枢神経系疾患が占めています。産科、新生児科、小児科、小児外科と協力体制をとり、外科的治療だけでなく退院後の経過観察も重要と考えています。

機能的外科治療として、脳性マヒなどによる下肢の痙性麻痺に対する脊髄後根切截術の本邦でも数少ない実施施設です。また平成18年4月からバクロフェン髄腔内持続注入用埋込型ポンプ設置術が痙性麻痺による下肢拘縮に対して保険適用となり、平成19年1月より小児から成人例まで実施しています。



  2005 2006 2007 2008 2009
開頭脳腫瘍摘出 11 15 24 17 12
開頭脳動脈瘤クリッピング 17 22 22 15 16
開頭脳内血腫除去 7 2 5 8 8
穿頭洗浄 37 43 30 48 53
脳室腹腔シャント 10 18 20 13 20
神経内視鏡手術 7 3 3 1 4
バクロフェンポンプ設置     5 6 4
その他 53 38 42 47 39
総手術件数(小児例) 142(18) 141(12) 151(14) 155(16) 156(21)