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呼吸器外科

スタッフの紹介

呼吸器外科手術(平成22年度1年間の手術例数)

原発性肺癌(いわゆる肺癌) 63例
転移性肺癌 13例
悪性縦隔腫瘍 7例
良性縦隔腫瘍 3例
自然気胸 22例

診療科紹介

呼吸器外科は、悪性肺腫瘍(肺癌や癌の肺転移)や気胸(肺のパンク)や縦隔腫瘍(胸腺腫瘍、神経腫瘍、重症筋無力症)をはじめとする心臓・血管疾患を除くほとんどすべての胸部領域の疾患の手術を行っています。さらに手術創が小さく、術後の疼痛が軽く、体にやさしい手術方法としての内視鏡下手術(胸腔鏡下手術)を積極的に施行しており、これまでに新しい胸腔鏡下手術の方法や器具を開発したり確立してきました。

肺癌の手術は年々増加しており、平成22年度は126例(平成18年度は55例)となっていますが、合併症も少なく良好な手術成績を修めていますし、呼吸器科と連携して肺癌の集学的治療に勤めております。その他悪性腫瘍に対する手術は、転移性肺癌13例、悪性縦隔腫瘍7例でした。その他良性肺疾患に対する手術は、自然気胸22例、良性縦隔腫瘍3例等となっています。また、手術は胸腔鏡下手術を積極的に施行しています。肺癌に対する胸腔鏡下手術では術後7~10日で退院して頂いていますし、開胸手術では術後14日で退院して頂いています。実際には、より短期間での退院も可能で、患者さんの状態を見て希望があれば早期退院を心がけています。

転移性肺腫瘍(他臓器の癌の肺転移)や良性肺腫瘍の手術は、ほとんど胸腔鏡下手術で施行しており、術後7~10日で退院して頂いています。

気胸(肺のパンク)は急患として比較的多い疾患ですが、手術はすべて胸腔鏡下手術で行っており、術後3~5日で退院して頂いています。気胸の中でも治療の難しい難治性気胸に対しても、全身麻酔ではなく硬膜外麻酔(または局所麻酔)下に胸腔鏡下手術で治療する方法を考案し、他の施設や他の治療方法に比べて良好な治療成績を修めています。

縦隔腫瘍の手術も多数施行しており、良性縦隔腫瘍は胸腔鏡下手術で、悪性縦隔腫瘍は原則として開胸手術で治療しています。

重症筋無力症の手術は、従来はすべて胸骨縦切開で開胸して胸腺摘出術を施行してきましたが、我々は胸腔鏡下手術で胸腺摘出術を施行する方法を開発し、良好な成績を上げています。

手術適応のある多汗症に対しては、胸腔鏡下手術(胸部交感神経切除術)を施行しています。ただし、代償性発汗の問題があり、患者様と十分相談の上手術を施行しています。

胸部異常陰影の外科的診断には、独自に開発したCTガイド下マーキングシステムなどを使用して胸腔鏡下手術で確実に診断をつけるようにしています。

縦隔疾患の診断(縦隔リンパ節転移の診断等)には、縦隔鏡(ビデオ縦隔鏡)検査・胸腔鏡検査を多数施行しています。