独立行政法人 国立病院機構 岡山医療センター 研修医募集サイト
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初期臨床研修プログラム

研修プログラム

研修スケジュール

初期臨床研修では、各科をローテーションしながら実践的に学んでいきます。ローテーションは、以下の表に準じて行います。

【初期臨床研修医 研修スケジュール 一年次】

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3


内科


救急


外科


小児
自由選択

【初期臨床研修医 研修スケジュール 二年次】

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

地域

自由選択

岡山医療センターでは、平成23年度より大幅な初期臨床研修プログラム改訂を行いました。「よりよい研修システムとは?」その問題に絶えず取り組み、研修医の意見と指導医の考え、それらを総合して新たなプログラムを作成しました。

その要点は、以下の通りです。

1. 13ヶ月(救急の1ヶ月を含む)の自由選択期間
 

初期臨床研修の2年間において、13ヶ月(救急の1ヶ月を含む)の自由選択期間を設けました。その期間に、当院の全26診療科において研修が可能となりました。

※救急の1ヶ月間は、日直・夜間救急研修で換算します。これに相当する1ヶ月間は選択期間となります。

2. 内科6ヶ月・外科1ヶ月・小児科1ヶ月は必須項目

どの領域においても役立つプライマリ・ケア能力を養うために、内科6ヶ月・外科1ヶ月・小児科1ヶ月を必須項目としました。我々の病院で是非これらの科目を学んで欲しい。指導医の思いを込めたプログラムです。

3. 気管内挿管を実践できる麻酔科1ヶ月研修

救急研修期間中に、気管内挿管を実践できる麻酔科1ヶ月研修を盛り込みました。豊富な手術症例を通じて、気管内挿管とともに麻酔時の全身管理も学ぶことができます。救急時の対応に必ず役立つ技術となるはずです。

4. 自由選択科目に関しては、特定コース選択は不要

自由選択科目に関しては、採用前に内科系・外科系・小児系などの特定のコース選択をする必要はありません。当院での臨床経験や先輩医師からのアドバイスを元に、採用後に科目選択をすることができます。

※精神科は、必要に応じて必須選択となります。

各科の初期臨床研修プログラム

全診療26科、各科の平成23年度初期臨床研修プログラム内容をご覧いただけます。各科の概要と特長、研修の基本指針、研修予定表などを掲載しています。
PDFファイルでご用意していますので、ダウンロードしてご覧ください。

尚、平成25年度初期研修医募集要項については、「研修医募集について」ページをご覧ください。

岡山医療センター初期臨床研修プログラム-全科.pdf
ファイルサイズ : 502KB

全26診療科の研修プログラムをまとめたPDFファイルをダウンロードできます。

診療科毎に研修プログラムをご覧になりたい場合は、以下よりダウンロードしてください。

【内科系】

【外科系】

【小児系】

【その他】

初期臨床研修プログラム-救急.pdf
ファイルサイズ : 128KB

初期臨床研修プログラム-皮膚科.pdf
ファイルサイズ : 129KB

初期臨床研修プログラム-精神科.pdf
ファイルサイズ : 104KB

研修の特長

プライマリーケア能力の習得

救急外来診療

1年目で救急外来を研修します。月曜日から金曜日までの平日8:30~17:15まで、救急外来にて内科系・外科系急患の初診を担当します。 問診、理学所見から検査、鑑別診断に至るまで、基本的には研修医が中心になって行いますが、指導はその日勤帯のオンコール医が行います。専門領域疾患に関 しては、各科オンコール医へとバトンタッチします。

救急ホールの様子
救急ホールの様子
救急診療について

当院では、7部門(内科、外科、小児科、循環器科、産婦人科、ICU、NICU)が24時間体制で救急対応にあたっています。また、これに加えて各診療科がオンコール体制をとっており、各科専門医がバックアップしています。

救急外来診療は主に内科系、小児系、外科系の3部門で分担されています。

【救急外来の概要】

救急外来受診患者数 : 平均78人/日、2次救急体制

※現在、病院東側に新病棟を建設中。平成23年度中には新たな救急診療用スペースと病棟が完成予定です。

夜間・祝休日の日当直診療

各科ローテート研修中は、内科系・外科系の日当直を月に3~4回担当します。その際、研修医が単独で日当直業務を担当することはありません。内科系・外科系指導医が合わせて日当直をしていて、研修医の指導にあたります。

【指導体制】

内科救急外来 : 1年目、2年目研修医、指導医の3人体制
外科救急外来 : 2年目研修医と指導医の2人体制

各種カンファレンスでの指導

岡山医療センターでは、研修医向けのカンファレンスが大変充実しています。

1.「プライマリー・カンファレンス」(月2回)
 
プライマリー・カンファレンスの様子
プライマリー・カンファレンスの様子

これは、1年目と2年目の初期臨床研修医が主体となって開催するカンファレンスで、腹痛・胸痛などのプライマリーな事項に関して、各グループでプレゼンテーションを行うことで知識を共有し、研修医全体のレベルアップを目指すものです。

2.「救急症例検討会」(週1回)

救急外来で診断に苦慮した症例などをピックアップして検討会を行い、注意を要する症例をフィードバックすることにより、救急医療に重点を置いたレベルアップを図ります。

3.「放射線科画像セミナー」

放射線科による研修医対象の読影会です。救急患者で注意すべき画像所見などを分かりやすく勉強します。

4.「救急処置訓練(BLS、ACLS)」

麻酔科医師が中心になって、最新の救急処置が身につくよう、実践的な訓練が行われます。

その他、以下のようなカンファレンスが行われています。

  • 「小児救命処置トレーニング」: 小児科(週1回)
  • 「病理剖検検討会(CPC)」 : 病理、全科対象(月1回)
  • 「呼吸器画像カンファレンス」 : 呼吸器科、呼吸器外科、放射線科(月1回)
  • 「消化器カンファレンス」 : 消化器科、外科、放射線科(週1回)
  • 「教育セミナー」 : 地域研修センター(月2回)

スキルアップ・シアター

処置の手技というものは、実地体験なくして向上はありえません。しかし、患者さんで初めてその手技にあたるのも不安です。

そこで、岡山医療センターでは平成20年3月より24時間利用可能な本格的医療技術研修センターとして、「スキルアップ・ラボ」が設置されました。そして、平成23年11月に新病棟増築に伴い、その発展形となる「スキルアップ・シアター」と「ホスピタル・スタジオ」を新たに設置し、より高度なシミュレーション研修が可能となりました。ここには静脈ライン確保、採血、腰椎穿刺、気管内挿管、腹部エコー、気管支鏡検査などの様々な医療技術習得のための専用のシミュレーターがあり、いつでも心ゆくまで練習ができます。

やる気さえあればいくらでも上手くなれます。

スキルアップ・ラボの様子
スキルアップ・ラボの様子
気管支鏡検査
気管支鏡検査
腹部超音波検査
腹部超音波検査
救急処置訓練
救急処置訓練

積極的な学術研究指導

当院では各診療科にて学会発表を積極的に行っていますが、それらに加えて、研修医による企画・運営の下、全研修医が一同に会して症例研究の発表を行う院内発表会が、年に一度開催されます。

興味のあった症例に対して、各診療科上級医の指導のもと研究発表を行い、その内容を論文にまとめます。論文作成に関しても上級医が指導します。
論文は、学会誌に投稿するか院内査読委員会の査読を経て、岡山医療センターの年報に掲載されます。初期研修期間で1年に一編、最低二編の論文を作成することになります。

その他、ICLSなどの院外セミナーへの参加も積極的に支援しています。

院内発表会の様子
院内発表会の様子
岡山医療センター 年報
岡山医療センター 年報

 

 

EPOC評価システム&院内共通評価システムの採用

当院では初期臨床研修医の評価を、厚生労働省が提示した研修目標に準拠したEPOC評価システムと、院内共通フォーマットによる各診療科の評価表の2本立てで行っています。

EPOC評価システムは、初期臨床研修で必要とされている症例、手技などをできるだけ客観的に評価するシステムとして使用しています。また、 院内共通のフォーマットによる評価表では、主に社会人として身につけておくべきコミュニケーション能力、身だしなみ、あるいは医療人として必要な診療、学 習への姿勢を評価しています。

ローテーションでまわった各診療科の研修終了時に評価できる点、もう少し努力が必要な点を記入して各研修医へ返却します。これは1~2ヶ月ごとに評価を行うことにより、きめこまやかに各研修医へ現状をフィードバックして育てていくことを目的としています。

また、年3回定期的に各診療科の医長を中心とした初期臨床研修検討会を開催し、各研修医の個性に合わせた指導方法について意見を出し合います。その結果を研修医個人へ速やかにフィードバックを行い、臨床研修がより実りあるものとなるように取り組んでいます。

2年間の初期臨床研修終了時には外部の委員も含めた卒後臨床研修管理委員会で、EPOCや各診療科の評価表などを参考に研修修了の認定を行っています。

後期臨床研修に向けて充実のサポート

当院での初期臨床研修終了後、引き続き後期臨床研修を継続することも可能です。その場合、大きく分けて3つのパターンがあります。

1. 当院独自の後期臨床研修医プログラムにエントリーする

基本的には3~5年間のプログラムになっています。初期臨床研修終了後、各専門科で単独3~5年間の研修を行う場合や、他科をローテートする場合など、可能な限り研修医の要望を反映した研修が行えるよう、研修医支援室がサポートします。

さらに国立病院機構には専修医制度があり、当院の後期臨床研修に加えてこの制度にエントリーしておくと、様々な特典があります。後期臨床研修終了時に国立 病院機構が終了認定を行い、機構内病院へ診療医として勤務する場合には処遇上の優遇処置があります。また専修医海外留学制度にアプライすることもできま す。

2. NPO法人岡山医師研修支援機構のプログラムよりエントリーする

NPO法人岡山医師支援機構にも当院の後期臨床研修プログラムを提示しています。約2~3年に渡るもので、5~6年の間に複数の病院研修を検討する際には有用です。

3. 大学医局から当院へ派遣されて後期臨床研修を行う

各診療科は大学医局とも密接に関連しています。当院での後期臨床研修を念頭において大学医局に入局された場合は、大学と当院の研修担当者が相談し、1~3年間の研修プログラムを用意します。将来、研究を主体とした仕事を考えている場合には有用です。

また、当院での初期臨床研修終了後、他の病院での研修を希望される場合は、進路相談や大学医局との交渉など、研修医支援室がサポートします。後期臨床研修3年間のうち、1年だけ他の病院で研修し、また当院へ戻って研修するといった、柔軟な研修プログラムも用意しています。

充実した研修医支援体制

岡山医療センターでは病院の理念に基づいて、臨床研修に関わる全ての領域において多感に学び、各部署の医療チームと楽しく働きながら真に実力のつく研修が出来るように、さまざまな研修医支援体制を整えています。
研修医支援に関する体制としては、活動の中心は医師育成キャリア支援室が担当しています。

医師育成キャリア支援室

医師育成キャリア支援室は研修医の知識・技能・精神に実効があるように、研修の統括と研修医一人ひとりを支援することを目的として設置されています。医師育成キャリア支援室は、図1のように卒後臨床研修管理委員会のワーキンググループの役割も担っており、研修管理の実践も行っています。また、研修に関連した診療科の代表者から成る院内臨床研修検討会と連携して、評価や研修システムの検討も行います。

図1 : 組織図(卒後臨床研修管理委員会、院内臨床研修検討会、臨床研修医支援室)
図1 : 組織図(卒後臨床研修管理委員会、院内臨床研修検討会、医師育成キャリア支援室)

 

主な業務は、卒業前の学生支援と初期臨床研修医、後期臨床研修医の支援に渡っています。卒業前の学生支援としては、病院見学の受付と実施です。初期臨床研修に関しては、全ての研修事項について円滑に実施出来るように支援を行います。具体的には、

  1. プライマリー・カンファレンス、救急・当直診療の支援
  2. 研修プログラムの実施支援と改善点の提言
  3. 研修評価のサポート
  4. オリエンテーションの企画
  5. 心身の健康管理の支援(メンタルヘルスも含めて)
  6. スキルアップ・ラボでの運営、企画の支援
  7. 研修医に関する病院事業への協力
    院内発表会及び論文化、宿泊研修、レガッタ

等です。
さらに、後期臨床研修に関しても、研修事項が円滑に実施出来るように支援を行います。具体的には、

  1. 後期臨床研修への進路に関するコンサルト
  2. 後期臨床研修修了に関する支援:後期臨床研修評価

等です。

岡山医療センターでは教育研修を大きな柱と位置付けており、職域を越えて研修医を支える文化を育んでいます。屋根瓦を重ねながら土台のしっかりした大きな建物を目指しています。

医師育成キャリア支援室の体制

岡山医療センター 臨床研修医支援室メンバー
岡山医療センター 医師育成キャリア支援室メンバー

 

【室長】

太田徹哉 医師(外科)

【副室長】

朝倉昇司 医師(血液内科)

【室員】

太田康介 医師(腎臓内科)
大石徹也 医師(総合診療内科)
清水順也 医師(小児科)
秋山一郎 医師(外科)
奈良井 恒 医師(神経内科)
岸口武寛 医師(精神科)